みなさんご存知のファイヤーキング。生まれは1942年。第二次世界大戦の最中です。「アンカーホッキング」という会社で製造されました。当時のアメリカは戦争中にもかかわらず、経済成長が続き豊かで明るい時代でした。そんな時代に誕生した「ファイヤーキング」は時代の雰囲気そのままの明るい色使いや使いかってのよさで、たちまち一般家庭に入り込んでいきました。しかも、当時ごく普通のスーパーなどで売られていたほど安価なものでした。
今、人気のADマグは企業や小さなガソリンスタンドなどが宣伝のためにマグカップにプリントしたものです。日本でもそうですが、この手の宣伝用マグは出来るだけ安くて丈夫なマグにプリントしますよね。そんなことから当時のファイヤーキングの地位?がお分かりいただけるのではないでしょうか?
■何でファイヤーキング?
なんといっても“丈夫”です。耐熱性でオーブンや電子レンジOK!という点です。朝、子供の牛乳を温めるのに便利です。
バリエーション(シリーズ)の多さも魅力の1つです。花柄やピンク、淡いブルーなどのかわいいものから、レストランウェアなどの質実剛健なものなどまさに老若男女問わずと、いったところです。
忘れてならないのはその使い心地でしょう。マグやカップの口当たりのよさは陶器や磁器とは違ったなんともいえないやわらかさがあります。
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